このブログをチェックしてくださっている方から
やはり聞かれる小池塾のこと。

まさに今、旬なのですね。

報道で賛否両論あるようですが
私の現在の感想を一言でいうと

「分母がでかいのは、やっぱりすごい」

ということ。

2900人規模で運営される塾ですから
講義も、1日4回の入れ替え制。

事前に連絡が来た時間しか受講できず
回によって講師が違ったり
時間変更を申し出ても返答がないとか
ニコ動でのアーカイブ視聴で片付けられるとか

大所帯ゆえの細やかな配慮がなく
事務局側のアナウンスが沈黙に等しい辺りは
まぁよくある不平不満の域なんですけど

やはりこれだけ分母が大きいと
人材の豊富さが半端なく、すごく優秀だったりユニークな人と出会えたり
趣旨に賛同して、自ら選んで入っていても
非常に対極的な意見が活発に飛び交うという

数の原理を目の当たりにします。

SNSで呼びかけた非公式交流会でも

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あっという間に200人規模の開催になって
(メディア取材も入ってました)

私も久々に100人近い名刺交換に精を出して
すごく有益な人脈やつながりができました。

多様性が生み出すエネルギーやパワーは
やはり目を見張るものがありますので

時に無差別の大人数の環境に放り込まれるのも
大変よい刺激になるというのはあります。

子どもについても、少々苦労することはあっても
小さいうちから、多様性を前提とする環境へ放り込まれる経験も
成長には必要かもしれない・・・と、思います。

スタンフォード大学の教育現場にいる先生の講演で
これからの小学校教育に必要なことは
ディベートとフィードバックだと言われていたのを思い出しました。

子どものころから、自分と相反する意見や
自分の意見を否定されることに慣れることで

多様な意見、自分に対する否定に心が動揺しない。
冷静な判断と言動が取れるように訓練されるそうです。

そういう意味では、私などは
全くそんな経験がなく

今や、会社勤めすらできずに
自分のことと自分の作ったお店が好きな人だけが集まる環境に
日々どっぷり浸かっていますから

政治を学ぶ場で、多様な意見と
時に批判的な意見を交わしあう、いわゆる論戦に揉まれることは
お金を払うに値する価値があると感じています。

例えばですけど
講師に小池都知事のブレーンである上山さんがご登壇されると
新自由主義の議論になって
喧々囂々主義主張が飛び交うわけです。

そこで、目をまるくさせてるだけの私ですが
では、上山さんの講義を会場で実際に受講してどう感じたかというと

やはりそこは、ずば抜けて頭のいい人の話は
聞いていて非常にシンプルでクリアで
なるほどと刺さるものが多い、というのが素直な感想です。

まずはデータを示して
出生率を見るだけでも

専業主婦の多い国ほど子供の数が多いというデータが
2000年代に入ると逆転する。

それは、教育費について
家庭の所得が高いもしくは安定していることが
子どもを産む条件となり
それにはダブルインカムでないと安心して子ども産めない
不安だから子どもをやめておこうという選択が増える。

では、このデータがどういう問題と関連しているか。

都市の産業の8割がサービス産業であり
日本全国でも7割はサービス産業。
海外にくらべ、日本の生産性は著しく低い。

これからの日本を豊かにするのは、サービス産業の生産性があがり
消費が増えて、雇用が増えて、人口が増えること。

そのカギを握るのが女性で、女性が仕事をし
かつ子どもを産み育てやすい環境にしていくこと。

つまり都市に託児所を作ることは
福祉や出費、コストなどではなく
極めて重要な国家戦略である。

こうしたことを、データをもとに分析していく手法は
流行に乗って、「待機児童ゼロ」とか言ってる人たちより
ものすごい説得力があります。

他にも、行政改革を3ステップできちんと把握する。

これは、ビジネスと全く同じでした。

ステップ1は
ユーザーの声や現場の人たちが工夫して
すぐに変えられる改善。

ステップ2は
お金がいる、人がいる、または整理する必要があるなど
構造改革。

ステップ3は
MAや業態転換などビジネスモデルの再構築。

この「都市経営」という観点で
行政改革をしていく。

もちろん、反発や賛否両論出るでしょうが
ビジネスだったら、結果を出す非常に確実な手法です。

そして、私のように小さい会社であっても
ステップ1は、スタッフにお任せしてスピーディに即対応。

ステップ2は、主要メンバーで意見を出し合ってチームで。

ステップ3は私次第。
ステップ1を任せつつ、ステップ2を意見聞きつつ
同時進行でステップ3を考え続ける。

大阪の地下鉄や浄水場ののデータを元に
肝となるのは、首長が覚悟をもって既得権益を打破するかどうか、
といった話は
小池さん云々を抜いても
データ分析と解説とブレがなく、非常に腑に落ちるところでした。

多様な意見に揉まれながら
自分に必要なことを吸収し、実践につなげていく。

いつもの日常と全く対極の「分母が大きい環境」で受ける刺激と学びは
私にとって非常に価値あるものになっています。