偶然、永江一石さんという方の「ITマーケティング日記」という
ブログで面白い記事を見つけました。

2016年2月2日
『地方自治体に一番足りないものを学ばせるためにも「ふるさと納税」には大賛成』

というエントリー。

なかなか面白い内容で、「ふるさと納税」について
考えさせられる記事になっています。

ふるさと納税において、返礼品を設けて来なかった町が、寄付が振るわず
31万しか寄付がないのに、町民が他の市町村に納税した額が800万に上り
本来、町に入るはずだった住民税を取り戻すべく
返礼品を設けるしかない・・・と言うのに対して

本来納められるはずの税金が、返礼品目当てに他の自治体に流出してしまい、
損失分を取り戻そうと導入する自治体もある。

寄付争奪戦によって地方同士で「勝ち組」「負け組」も生みかねず、
総務省の昨秋の調査では16%の自治体が「過当競争を懸念」と回答。
同省も良識のある対応を求めているものの、
「返礼品は各自治体の取り組みで、国が金額に制限を設けることはできない」
と歯止めをかけられない状態だ・・・という新聞記事に対する内容です。

この新聞記事は、多くの地方議員さんなどが
「ふるさと納税に意義あり!」とシェアされているものなのですが

それに対する永江さんの「ふるさと納税大賛成!」の切り口がすごく面白い。

特に私が確かに!と感じたのが

~以下、抜粋~
*頑張る自治体とそうでない自治体が明確に差が出る。

いままで住民は自分の自治体と首長がほかの自治体に比べて頑張っているのか、それともサボっているのかが全く分からなかった。
しかしいまでははっきりわかる。

分かりやすいのは「ふるさとチョイス」っていうサイトで自分の市町村いれてみてください。
いくら寄付を集めたか分かりますよ。しかも過去の推移も出ているから、ほかの自治体に食われているのかそれともシェアを取っているのかが一目瞭然。
自治体によっては居住している住民の住民税以上に寄付を集めたところもある。
自治体が「お金を稼ぐ」という意識を持つとこんなに変わるのです。

*寄付金の使い道を指定できる

ふるさと納税する人たち全員が返礼品目当てではない。
長野県軽井沢町は、寄付収入の使途を町内小中高校への教育施設の充実、奨学金などに活用するメニューを用意し、
返礼品を設けなくても14年度は1億7076万円が集まった。

返礼品で争うのもよし、内容で争うのも良しなのだ。
都会で働く出身者が多い自治体なら、自分の指定できるメニューに寄付したい人もいる。
たくさんの自治体が「寄付したくなる内容」を考えて提示している。
こんなことさえ考えられない自治体はどうせ滅ぶ。
それがイヤなら、住んでいる人たちが、いままで縁故で投票していた首長や議員を総取っ替えするしかない。
収められた税金をテキトーに使う自治体から稼ぐことを考える自治体への変身こそが、地方再生の一番の鍵だ。

~以上、抜粋~

まぁ、私はここまで過激なことは言わないまでも
首長と自治体全体のやる気のあるなしは、確実に
地方の経済や活気に直結してると思っています。

そこで、おすすめされたこのサイトを見てみました。

ふるさとチョイス

http://www.furusato-tax.jp/japan/area/3#saitama

日本全国、すべての市町村をみることは、おそらく不可能ですが
暇なとき眺めてみると、かなり面白いサイトであることは間違いありません。

このサイトについては、同じく永江さんのブログ
「輝け!!ふるさと納税やる気無し大賞」

というエントリーでも、詳しく分析されています。

輝け!!ふるさと納税やる気無し大賞

http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=24492

自分の住む自治体が何をやってて
首長や役所のやる気があるかないか
はたまた、特産物や全国から見た土地の「推しポイント」が
よくわかって面白いです。

私も、ついつい夜更かしして
このサイトを見てしまいました。

まず、私の住む飯能市は・・・と思っても
多分・・・きっと・・・やる気無しに違いないやろう。。。と
最初に見るのはやめて、近隣から。

何かと選挙でおモメになる印象の狭山市。
「狭山茶」と、狭山・入間・飯能・日高界隈で生産されるお茶銘柄のブランド名にもなっています。

その狭山市の返礼品・・・なし。

でた!最初からなし!

寄付金は、直近
2014年 2,149,899円
2015年 40,000円(4月~9月の集計)

と、意外とちゃんと寄付金があるのですが
明らかにここ数年の返礼品争奪戦に敗れ
2011年 3,259,737円 をピークに下降傾向。

年間何億も集める自治体もある中、数百万で意外と高い・・・と感じるのも
どうなのかとは思われるかもしれませんが、他をみていくと相場がわかります。

例えば、飯能は通過点・・・と言わしめる
最近、観光に沸く秩父市を見てみると。

返礼品・・・山盛り(笑)

さすが、名産の宝庫秩父です。
これでもかと特産品が用意されていて、秩父市内の地元優良企業は相当な数
出品してるんじゃないでしょうか。

ここは、間違いなく首長が「やる気ある」消滅可能性都市で(笑)
「埼玉の有名な方の秘境」と言われるくらいですから。

やるやん!・・・と言いたいところですが
では、寄付金はといえば

2014年 1,126,000円
2015年 552,000円(4月~9月の集計)

と、年々増加傾向にありながらも
額としては、意外に小さい。。。

なぜならば、飯能が

返礼品・・・4チョイス

4択って、少ないやろう。。。とツッコミたいところ
寄付金を見ると

2014年 2,470,000円
2015年  26,000円(4月~9月の集計)

と、これまでのところ
飯能の方が多かった。

ただ、4択しかない飯能は、2015年大幅に減収傾向なので
やはり返礼品の争奪戦に今後は敗北していくことは確か。

強いて言うなら、秩父の敗因は
せっかくあれだけヒットした「アニメ」の要素がゼロで
地元優良企業のみが返礼品に並んでいることと

これまたふるさと納税の大きな特徴である
「選べる使い道」がやや漠然としているところではないかと。

秩父をよくしましょう~的な内容。。。

逆にこの辺り、地元出身の方や事情をよく知る方などは
応援できないなんらかしがらみを感じ取ってしまうのでしょうか?
(あくまで想像です)

飯能は、アニメのコラボがあったのと
「緑」「森林」「ホッケー」など
ターゲットを絞っていたので、これはよかったのかも。

どちらにしても、一部のネット情報で
一時期、オークションでお小遣い稼ぎした人がいたように

返礼品の争奪戦も過熱していることは間違いないですから
ここは、各自治体が頭を絞って、知恵を出して
工夫していく必要がありそうです。

ここまで来たら、もう少し見てみると
日高市。

返礼品・・・多い(笑)

かなり、サイボクと加藤牧場への依存率は高いですが
それでも日高は、優良企業がたくさんあるんだな、という印象。

そして寄付金額、なんと

2009年まで 0円!

寄付金0円!!

から

2010年 3,381,918円
2011年 10,575,998円
2015年 4,158,399円(4月~9月の集計)

と、まさに勝ち組街道まっしぐら!かも。

それにしても、サイボク恐るべし!!!

続いて、入間市。

返礼品・・・お茶攻め(笑)

入間・狭山・所沢・飯能・日高あたりで採れるお茶は
ブランド名こそ「狭山茶」だけど
入間には茶畑がたくさんあって
茶娘が市をPRしていて、ドラマの撮影に使われるくらいですよ!

という、力の入れようがよく伝わります。

ただ、ここは近隣市町村が「地元優良企業」並びに「団体」で固めているのに対して
市となんらかのかかわりがある「個人」と思しき会社やお店の商品サービスがちらほら。

この人は、市となんの癒着がおありで・・・?

と、想像してみるのも楽しいものです。

寄付金額については、所沢などを見ていくと思うのですが
ある一定の人口を超えると、やや人口に比例する傾向。

で、一応、さいたま市を見てみると
やっぱり返礼品も多数あって、クラウドファンディングもやってて
サイトもFBページも充実してくるんですよ。

このあたりが、地方の田舎との悲しい差ではある。

でも、その普通に2008年は寄付金額10,000,000円超えしていた
さいたま市でさえも、やはり下降傾向。

ふるさと納税については、納める側は
返礼品目当てであろうが、志あって使い道で選択しようが
愛する故郷へ貢献しようが、故郷を見捨てて他の市町村に寄付しようが

それは、自由なわけです。

でも、地方自治体は
もぅ、寄付がないねー・・・しょうがないよねー・・・マイナーだし特に名産品ないしねー・・・

とか、言っていては、本当に滅びるし

ふるさと納税けしからん!お金がでていく!入ってくるはずだったのに!
などと、言っている暇があったら
いくらの税収のうち、いくら流出して、いくら入ってきたのか
どうやれば、お金を集められるのか
何を売りに、どうすればシェアをとれるのか
ここを応援したい、ここに寄付したいと思ってもらうには
何をすべきなのか

真剣に考えて行動しないと
本当に滅びるということは、数字に出ているとは思いました。

ご関心のある方は、ぜひ
外部サイトだけでなく、各市町村のHP等で
人口や財政状況を調べて

ご自身の住む市町村や、思い入れのある土地
愛する故郷が何をやってて、どうしていくべきか

分析して、どんどん声を上げていくといいと思います。

それには、ふるさと納税は
とってもよい切り口になると思います。

・・・とか言いつつ
私は、想像して楽しんだところまでで
ここにも、あえてキャプチャ画像等は入れず
読みづらく、わかりづらい書き方になっております。

まぁ、今の私のブログはそんな感じです(苦笑;
すみません。