久々にラジオの話。
かつては、ラジオオタク(?)で
幼稚園のころから「おはようパーソナリティ道上洋三です」のリスナーだったり
中学生のころにはオールナイトニッポンを録音して聴いたり
「ラジオパラダイス」という今では考えられないラジオ専門雑誌に投稿していたり

大学~社会人にいたっては、テレビは全く観ず、常にFMを流していた好きが高じて
在阪のFMラジオ局が運営するDJ養成学校の1期生になってしまい
そのままラジオの仕事に転職してしまいました。

部活は運動部でないとダメという教育方針のもと育ったので
放送部だったわけですらもなく、アナウンスなど学んだこともなかったので
ずば抜けて、声もダメなら、しゃべりも下手で
そもそも1期生のオーディションに受かったのも、その後仕事をもらえたのも
本当に、たまたまの偶然です。

とっても苦労しました。

それなのにその後、10年くらい地域のローカル放送で
ラジオやテレビの仕事をすることになって

それがいつの間にか、ラジオやテレビという要素が抜け落ちて
「地域密着型」のお店や会社を運営するようになっています。

人生、不思議なものです。

かつてほどではありませんが、今もラジオは聴きます。
朝は、FM NACK5を流していて

月~木 6:00~9:00の【ウォーミングアップミュージック】を聴いています。

今日、10/28(水)はパーソナリティの大野勢太郎さんがお休みのため
漫画家のあらい太朗さんがピンチヒッターでした。

前回、あらいさんがピンチヒッターの時も聴いていましたが
大野勢太郎さんがいかにも元文化放送の局アナだな~というトークなのに対し
あらいさんは、なんとも畑違い。

ゆっくりと丁寧に慎重に話す語り口が、なんだか好印象。
そして、本職が漫画家で、風刺漫画や似顔絵を描かれるとあって
観察眼や視点・切り口が面白い。

でも、おだやかな性格でいらっしゃるのか
さりげないツッコミが、それなりに鋭いことを発言している時も
なんだか、くすっと笑ってしまう。

この番組は、3時間の生放送中、ニュースも天気も情報原稿も
すべて一人でやるので、こなすだけでもこれは大変です。

でも、フリートークやリスナーとのやりとりでは、俄然きらりと光るトーク。
私は好きなトークでした。

プロのしゃべり手さんは別でしょうけれど、そうでない場合
結局のところ、人を惹きつけるかどうかは
人柄やコミュニケーション能力にかかっているんじゃないかなと
そんなことを感じました。

私も、しゃべるのは下手だし、原稿読みも司会も下手。
プレゼンすら、仕事でしたことがないに等しいし
人前で話すのは、とにかく苦手。

でも、人と話したり、何かを伝えるのは好きなのです。

「な~んだか話が面白いな」
「話してると楽しいな」

そう思ってもらえるように

相手の気持ちを感じたり察する能力とか
言葉の引き出しや話題とか
同時に複数のことを処理できる頭の回転とか
明るく楽しい気持ちとか
人が好きで信頼しているという感覚など

自分の人とのかかわり方やコミュニケーション能力をきちんとしていきたいと
そんなことを感じた朝の番組でした。

ところで、一般的に大御所といわれるラジオパーソナリティの代打は
名前の売れてない若手や全く畑違いの方がなさることが多いです。

ラジオ、特に朝の帯番組は
毎朝同じ時間に同じコーナーが流れて、時計を見なくても時間がわかる。
その声が、そのコーナーをやっているのが「日常」であって

まさにON THE AIR!

空気の一部なのです。

それだけに、パーソナリティが変わって声が変わってしゃべりが変わると
ものすごい違和感を覚えるのです。

幼少の頃、毎朝流れていたAMラジオの番組のアシスタントが変わり
ある日突然、違う声になった時
ものすごい違和感を覚えたのを、今でも鮮明に記憶しています。

メインパーソナリティではなく、アシスタント。
基本、相槌やお知らせを読むくらいで
ほとんど声は聞こえていないのに、このものすごい違和感。

後に、何代もアシスタントさんは定期的に交代するのですけど
それ以来、アシスタントさんの声も注意して聴くようになって
誰がやっても同じような、ほとんど出てこない仕事なのに
人によって、こんなにも違う。。。という感覚は

私に大きな影響を与えたと思います。

仕事って、技術や役割以外のところで絶対に
人柄やコミュニケーション能力が結果に現れる。

久々に、ラジオオタクの原点のようなことを考えた朝でした。

慢心せず、精進していきたいところです。