うちのお店のお客さんは
熱くても寒くても、来て自ら運動しようという
アクティブな方ばかりということもあるんでしょうが

本当にみなさん、多趣味です。

それも、「今、○○にハマってます」といった流行ものではなく
書道・華道・茶道・絵画・陶芸・押し花・ビーズアクセサリー・編み物・織物・染色・着付け・日本舞踊・コーラスなどなど
何十年と続けて、玄人はだしもしくは先生、趣味と実益を兼ねたお仕事にもされてる方ばかりで

こんなに物事を極めておられる方が多いという事実に
ただただ尊敬するばかり。

極める系以外でも

よさこい・アロハフラ・3B体操・バレー・インディアカなど
サークル的なグループから、団体や協会の役員など
とにかく

「え?それもやってらっしゃるんですか?!」

と、ビックリするほど
色々やっておられるのです。

私は本当に何もない。

趣味と呼べるものが何もないのです。

お客さんたちは、多くが
子どもたちを立派に育て上げて、自分の時間を謳歌できる世代ではありますが

その趣味は、「子育てがひと段落したら」と始めたものではなく
ママサークルから始めたものもあると聞くくらい
家事育児をしながら、何十年も続けて極めておられることを考えると

そういえば、私って昔から無趣味だなぁ・・・と
ちょっと気分もへこみます。

習い事は好きで、数年に1回
突然思い立って、どかんと自分に投資をして
スクールに通うようなことはありましたが

悲しいかな第2次ベビーブーマー・受験戦争時代の申し子・就職超氷河期と失われた10年にピッタリ重なって新卒となった貧乏くじ世代。

・・・まぁ、時代のせいではないでしょうけど
純粋に楽しむというより

自己成長につながるものを、突発的に本気で始めてしまう傾向。。。

例えば、部活を選ぶにしても
純粋にやりたいとか、自分が活躍できそうという欲求よりも

文化部より運動部の方が内申点が高いとか
強豪チームで補欠より、少人数の部で活躍したほうが内申にプラスとか

そういう3年後の受験を意識して
強制的にやりたくもない部活で、厳しい練習に耐えていた記憶しかなく
思春期に夢中で没頭するというより
勉強との両立を強いられるので、みんなが圧迫されたストレスの中にあって

先輩後輩が無駄に厳しく
運動部の顧問は、体罰も普通の時代で
理不尽なことも横行していました。

1年生は水を飲んではいけないとか
連帯責任で炎天下で1時間正座とか
3時間休憩取らずに全員が倒れるまで反復練習とか

当時の公立学校の特に市の大会ですら活躍しない運動部は
そんな光景が普通だったと記憶しています。

・・・と、思わず
ここから教育についてのこの国のあり方を書いてしまいそうになりましたが

そんな時代の影響も少なからずあってか
純粋に楽しくて時間を忘れて没頭するものより
自分に投資することを先行してしまってきた私の習い事。

例えば学生時代、カウンセリングや心理学をかなり没頭して学んでいましたが
卒業して高校教師になった時点で、仕事の一部になってしまいましたし

アナウンス学校や、アロマテラピーとかマッサージ系の学校については
後に仕事にして、投資した分を回収していますので

やっぱり純粋な趣味ではない。

そこから、起業塾だの経済塾だの
益々、趣味からは外れて

キャリアアップ・・・みたいな
あらぬ方向へ進んでいきますので

そして、本当に学んだ知識だけで
見よう見まねで法人登記とかしてしまっていますので

これはもう、生まれ持った性質的に
無趣味体質なのかな・・・と、最近感じています。

お店のお客さん方のように
極めたり、あちこちのレクリエーションに顔を出したり
そういうことを、心の底から熱望しない。

また、社長という人種は
これまた多趣味な人が多いといわれ

よく働き・よく稼いで・よく遊ぶ人が
最も、社長としては成功者的に言われるという事実もあり

特に、男性社長の遊びつながりは
なかなかに広くてお派手だったりします。

私は、そういうのも今一つ興味がない。

そもそも、社長という職業は
圧倒的に男性比率が高く
男性社長・・・というより

マッチョに仕事して稼いで遊んで、稼ぎまくる・使いまくるみたいな
性質の人が、社長に多いということであって

女性の場合は、決してそうではない。

家庭も子育ても仕事もバランスよくうまくやる、みたいなのが
一番成功例としてもてはやされ

そこに、男性のように、多趣味で童心に帰って遊んでいる要素は
女性には、あまり重要視されない。

そんな気がしています。

ずっと前、このブログの第1章で

「オンナの人生。趣味の定義が異なる時期がある。

もはや仕事が趣味、というと男性から憐れまれ
一部ワーキングマザーから絶大な支持を得る。

逆に、子育てが趣味、というと
一部ママさんから批判をいただくことがあるが
趣味は?と聞いてきた男性は、それ以上ツッコんでこない。

毎日、仕事させてもらって、子どもがいて
目が回るほど忙しいけど、充実していて、生活そのものが趣味でやってるようなもの」

と、書いたことがあります。

今思うと、いかにも

子育て中は趣味の時間なんて欲しいとも思わず
子どもと一緒に過ごすことが、母親には必要なのよ!

と、ほんといかにも白々しく書いていたなと思いますが

よくよく考えたら、本音のところは
趣味の優先順位がとっても低い人種というのが
事実ではないかと

冷静に感じています。

世代とか、性質とかあるとは思う。

でも

泥臭くやりたいことを追及して
泥臭く勉強して
泥臭いやり方で仕事もして

決してそうは見せないで強がって

意外にストレスなく満たされて
充実した毎日を送っている。

そういう、趣味を必要としないタイプも
この世には存在するということです。

私は、小学生のころから自宅に送られてくるDMのマンガにある

「○○ゼミに入会して、毎日それをやるだけで
成績が上がって、恋も部活もうまくいく!
志望校にも合格できる!」

というストーリーを信じたことがない。

目標をクリアして、夢を現実化させるのは
大変だし、泥臭いことは避けられないけれど

でも、やってる人間だけが最終的に勝ちなんだと
そう思っているので

仕事も趣味もうまくいく

それも素晴らしいけど、私は無趣味でもうまくいっている。

要は、人それぞれなので

他人の~~は笑うな!シリーズじゃないですけど
他人の趣味も笑うなということでしょうか。

成績が上がって、恋も部活もうまくいく。

私が中学生のころのDMマンガから
年齢を重ねても、女性向けのキャッチはほぼ同じ。

恋も仕事も結婚もうまくいく。
仕事もキレイも恋もお金も手に入れよう。
仕事も結婚も子育てもキレイも手に入れよう。

勉強と部活の両立をサポートする学習教材はともかく
他人の仕事や恋や結婚がうまくいく方法を教えようというセミナーが
多すぎて

トシをとるたびに項目が増えていくところを見ると
多分この先、

老後の趣味もお金もオンナ友達も茶飲み友達も場合によっては彼氏もキレイも
手に入れよう。。。って

なってくるのかな。

ぞっとします。

人それぞれなので、そっとしておいてください。

女性はみんな、基本まじめで頑張り屋なんですから
趣味がなくても、家でぼーっとしてても

いいじゃないですか。

恋も仕事も結婚もお金もキレイも
仕事と子育ての両立も趣味も素敵なライフスタイルもフェイスブックで自慢する写真も

そんなに全部いらないです。

絶対に譲れないブレないものは
そんなにはないものなんです。